心に強い信念をもつ「INFP」の性格まとめ

INFPの人口比率は4.7％とやや少なめで、男女比率は１・１とほぼ同数です。

>>当サイトの１６性格人口割合について

作品においてのINFPは下記の通りです。

ちびまる子ちゃん「藤木」
無色転生「シルフィ」
ドラえもんの「のび太」
呪術廻戦の「乙骨憂太」
エヴァンゲリオンの「碇 シンジ」

INFPは非常に内省的人物で他者に向かって自己表現をすることは少ないです。

また、性質上「世の中の汚い部分や理不尽な部分」に注目する性質があります。

そのためこの世に対して悲観的に感じることが多いです。またFi-Siのループにも陥ることが多く、つらい過去の記憶や経験が何度もループしてネガティブになることもあります。

とはいえその悲観的な性質はすべてがマイナス面に働くわけではなく、長期的に見て自分が世の中のマイナス部分を避けるためにはどうするかを考えられるようになるため、

特に学生時代は生きづらい性格でもありますが、後半の自分の人生にとってプラスに働く側面でもあります。

INFPの認知機能に見る性格

Fi-Ne-Si-Te
第一機能 内向的感情（Fi）
補助機能 外向的直感（Ne）
代替機能 内向的感覚（Si）
劣等機能 外向的思考（Te）

INFPのメインの認知機能は内向的感情（Fi）で補助機能が外向的直感（Ne）となります。

そのため、おとなしいながらも自分の理想を自分の中に持っており、それでいて相手の感情や言動に左右されやすいという、相反する繊細な性格を形成します。またFi-Neの組み合わせは、世の中の理不尽さや相手の悪意といった部分に注目しがちにもなります。

どうしてもネガティブな側面を見てしまう傾向になるということです。それが良い方向に働けば社会的成功につながります。

代替え機能は内向的感覚（Si）でINFPの場合、Fiで感じたつらい感情をSiで再び鮮明に思い出し、Fi-Siループと呼ばれる辛い記憶のフラッシュバックを経験することが多くなります。

劣等機能は外向的思考（Te）で、この機能が劣等になると合理性よりも感情を優先するようになります。

またTeが強い人が苦手になったり、圧力が強い人や議論が強い人には心の中で不満があっても面と向かって対立できなくなります。

そのためINFPはこの劣等機能Teを発達させることで、抑圧されていた自己表現を徐々に他人に向けて発信できるようになります。

Teまでも発達したINFPは自己肯定感や他人からの評価が高い傾向にあります。

そのためいかにこの劣等機能外向的思考（Te）を伸ばすかがINFPの課題と言えます。

INFPの性格まとめ

繊細で批判に弱く反論はしない

INFPは繊細で批判に弱い傾向があります。

というのも内向的感情（Fi）に共通することですが、おとなしくみられることが多いため、周囲は単純に思ったことをINFPに投げかけやすいです。

しかし、Fiの特徴として内側は非常に様々な感情豊かな性質をしているため、

他人からの態度に対し「不平等感」を激しく抱いたり、内側で感情が激しく揺さぶられます。しかし、反論をするINFPは少数です。

INFPは「湖面に石ころを投げられても静かな水面だが、水底では激しく激流が流れる」こんなギャップが存在します。

このように、喜怒哀楽を表現することが苦手ですが、喜怒哀楽を感じやすい繊細な性格をしています。

「これを言われたら相手は嫌がるだろうな」という言葉がすぐにわかるため他人を傷つけるような言葉は言いません。

そのため学校とは相性が悪い場合があり、INFPは学校に良い思い出がないことが多いです。

困っている人を助ける優しさがある

INFPは基本的に親切で、困っている人に対して非常に強い共感能力を発揮します。

例えば、

痛々しいニュースなどを見かけると胸が締め付けられ、まるで当事者のような気持ちに陥ることもあります。

このようにINFPは相手の立場に立ち、相手になったような錯覚に陥るほど優しいです。

そのため相手の困りごとを真剣に聞いたり、解決策を出したり、単純に困っている人を物理的に助けたりと、

困っている人を助ける優しさを持っています。

共感力が強い

Fiがメインの認知機能のため、共感力が非常に強いです。

INFPは例えば、SNSで時たま見かける、「日常のあるあるシーン」などのイラストや４コマ漫画などに共感を示すことが多いです。

ついつい「リツイート」や「いいね」を押してしまうINFPも多いんではないでしょうか？

このようにFiが強いMBTIは共感力が強く、

かといって現実ではあまり自己開示するタイプでもないため、現実ではあまりつながることはありませんが、

気軽に自己表現できるSNSやネットではFi同士がつながる傾向に多いです。

空想にふける想像力がある

INFPは自分の好きなコトを想像で結びつけ空想にふけることが好きな傾向にあります。

それらの空想や創造の世界に身を投じているときこそINFPの至福の時間かもしれません。

そのため、INFPの意識は定期的に空想の世界へと旅立つので傍から見るとぼーっとしていたり、静かな人と思われることもあります。

時にINFPのひらめきや空想により、変なことを口走って「変な奴」と思われることもあるかもしれません。

一人で過ごし空想にふけり、自分自身と対話し続けることで新たなひらめきを得ることができます。

悲観的だが信念がある

INFPは世の中の汚く醜い部分、不条理や理不尽なルールにより悲観的になりがちになります。

悲観的が悪いと思いがちな人が多いですが、INFPは悲観的であるがゆえに自分自身の信念を持つようになります。

例えば、

サラリーマンは多くの時間を犠牲にして会社に尽くしても、たくさん税金もとられて給料も大きく上がるわけではない。じゃあ起業して割に合うお金を稼ごう！

このようにINFPは世の中の理不尽さにすぐに気が付き、悲観的にはなるんですが、

その結果「そうならないためにこうしよう」という強い信念を持つにいたることが多いです。

交友関係は狭く深い

INFPの交友関係は狭く深いです。

困っている人には関心を寄せる傾向にありますが、そうでない人に対してはあまり興味を持ちません。

また警戒心が強い傾向にもあるため、INFPは初めのうちは他人となかなか打ち解けない傾向にありますが、徐々に仲良くなっていきます。

相手と打ち解けるにはそれ相応の時間が必要のため、交友関係が広くなることは少ないです

意外に自分と逆のタイプと相性が良い

INFPは同じタイプと相性が良いように見えて、実は自分と性格が逆のタイプと相性が良いです

INFPの逆と言えば「あまり細かいことを気にしないで、あっけらかんとした明るい人物」です。

そういった相手と相性が良いのは、INFPがあまり気を遣う必要がなく自分の思ったことを伝えられるからです。

普段人の顔色を伺うクセがあり、自己開示したくてもできない気持ちがあるため、

そういった「明るく自由奔放で細かいことを気にしないタイプ」であれば気兼ねなく付き合えるので相性が良いのです。

執念深い

INFPは執念深いです。

その理由は人の悪意には気づきやすく、またその感情や記憶がのちのち思い出されてループすることが多いからです。

INFPは内向的感情（Fi）と外向的直感（Ne）の組み合わせにより世の中の理不尽さや相手の悪意に気づきやすいです。

またMBTIの中でも不平等さに関する倫理観が非常に強いです。

人の悪意にさらされて結果初めて相手の汚さに気づく場合もあります。

このような他人にされた嫌な経験や過ぎ去ったことでも内向的感情（Fi）と内向的感覚（Si）のループにより、何度も何度も思い返し、

いつまでたっても相手のことが許せないでいることもあります。

そのためINFPは執念深い傾向にあります。

一人きりでできる仕事が性に合ってる

INFPの性格上、一人で作業して進められるような仕事が向いています。

大多数の人たちと同じ目標に向かって進むような仕事はINFPにとっては苦痛に感じますし、

人の感情が気になって本来の能力が発揮できません。

そのため下記記事で紹介しているような、一人でできる仕事が性に合っています。

INFPの性格上言ってはいけないこと

内側に様々な強い感情が渦巻くこのタイプに言ってはいけないことは様々あります。

特に内面と外面のギャップが激しく、自分の意見がないように思えることもありますが、実に様々な感情を抱いています。

そのため「自分の意見を持ってないの？」などのような批判的なことを言うことは避けた方が良いです。

まとめ

INFPはおとなしい見た目とは裏腹に、心の中では強い信念や激情が渦巻いています。

確かに若い頃は他人から軽率な言葉を投げられガチかもしれませんが、認知機能がバランスよく成長するにつれ相手から軽率に扱われることも少なくなり、

また悲観的な性格を上手くビジネスに生かすことでリスク回避に役立てることができます。