16性格-認知機能

16性格別「人口割合」と「男女比」について【MBTIと16personalities】

2023年9月6日

16性格の人口比率ですが、「MBTI」や「16personalities」でかなり比率が変わります。

当サイトでは2011年日本版MBTIマニュアルを引用し、16性格の人口割合を表示しています。

その理由は後述

MBTIと16personalitiesそれぞれの人口比率の違い

ちなみに「MBTI」と「16personalities」は全然別物です

MBTIの場合

最新版はありませんでしたが、2011年日本版MBTIマニュアルには下記のように記載されています。

日本の人口における性格割合
引用:日本版MBTIマニュアル

当サイトは上記の人口比率データを参照しています。

16personalitiesの場合

引用:16Personalitiesの日本の割合

✅ 結果を見てみると「MBTI」「16personalities」で全然結果が違うことがわかると思います。

16性格別の人口割合にバラつきがある理由

「MBTI」や「16personalities」の人口割合はいろいろなサイトでバラつきが見られることがあります。

なぜなら「MBTI」と「16personalities」のデータをバラバラに流用しているサイトが多いからです。

そしてこの「MBTI」と「16personalities」では性格人口比率は大きく異なります。

調査する方法によって結果は変わる

「MBTI」と「16personalities」の人口割合が変わるのは、下記の2つの要素で容易に調査結果が変わるためです。

①正しい統計調査に基づいているか
②そもそもの性格結果の出し方が違う

「MBTI」の16個の性格人口割合の算出の仕方は詳しく書かれていませんのでわかりませんが、おそらく正しい統計調査に基づいた「標本調査」を実施しています。

「16personalities」は46か国に展開されたMBTIを元にした性格診断サイトで、性格の割合は性格診断結果をもとに人口比率をデジタルで割り出しています。

①正しい統計調査に基づいているか

性格の割合を調べるにあたり、この世界中のすべての人たちの性格比率を調べる「全数調査」をすることは現実的でありません。

そのため、このような性格の割合を導き出す場合は、世論調査や政府の支持率調査を調べるときに使われる「標本調査」を使うのが現実的かつ信頼性が高い統計調査です。

「標本調査」とは?

母数集団から一部の調査対象となる「標本」を抽出して調査し、その結果から母集団の性質を統計学的に推定する方法です。

そして「MBTI」正しい統計学に基づいた調査をしている可能性が高く、おそらく無作為に選んだ人たちから性格割合を出しています。

そう予測できるのは僕の推測域に留まりますが、「MBTI公式」の性格の導き方は対面形式だからです。

つまり、性格の人口比率を調べようとするときに対面形式で性格を分類するということは、調査側が無作為にデータとなる被験者を選択する可能性が高いということです。

要するに性格分類に興味がある奴も、ない奴も無作為に抽出することになります。

これはおよそ「標本調査」のような統計調査であり、この点においては正しい統計調査に基づいているのは「MBTI」と言えます。

とはいえ、自らMBTIテストを受けに来た人のデータを流用している可能性もあるので確実ではないです。

対して「16personalities」自サイトの性格診断の結果で割合を出しています。

性格診断を好むタイプもいれば、性格診断を好まないタイプもいるため、そういった意味では無作為な「標本調査」にはならず「16personalities」の調査結果には疑問が生まれますね。

②そもそもの性格結果の出し方が違う

「MBTI」と「16personalities」でそもそも性格の導き方が全然違います

「MBTI」がMBTI認定パートナーなどと対面形式で性格分類するのに対して、
「16personalities」は選択形式でデジタル回答です。

また「MBTI公式」が「16personalities」と問題の出し方も結果の導き方も全然違うと公式が発表しています。

このことからそもそもの性格の導き方が違うため、割合に偏りが出るのもうなづけます。

「16personalities」のデジタル方式の回答は、INTJやINTPのような似ている性格の誤診断や、個々人の先入観により自分の性格の結果が変わる可能性もあるということです。

その点「MBTI」は対面形式による性格分類になるため、「客観的な視点」においては信頼性があります。

結局どっちの割合が正しい?

個人的に「MBTI」の性格比率が正しいと判断しています。

「性格の導き方の違い」について、どちらが正しいかは置いといて、

しかし、アナログに無作為抽出したデータは「全数調査」ほどではありませんが信用に値します。

また、「16personalities」のデータ取得方法はIPアドレスによるものかクッキーによるものか知りませんが、そんなものはいくらでも変えられるし、違う端末から同じ人が再度性格診断すれば2重でデータを取得することになります。

しかも携帯のIPアドレスはPCと違ってコロコロ変わります。

それゆえ性格割合に関して言えば、デジタル派の僕でもデジタル調査結果は現時点であまり信用が置けないというのが個人的見解です。

まあ、というか「MBTI」が本家だし…

男女比率について

男女比率については公式からの結果はありませんので海外のサイトのデータを参照しています。

性格の人口比率に関しては正確な割合を知るべきですが、男女比については僕は結構適当でいいと思ってます。

どの認知機能に男性が多くて女性が多いのかを知るために活用したいため、大雑把にでもわかればそれで良いと思ってます。

画像は当サイトのURL記載で引用可

上記データを見ると思考型、直感型は男性に多く、感情型は女性に多いことがわかります。

引用:MBTI in Gender — Men & Women Personality Differences

まとめ

人口比率については2011年日本版MBTIマニュアルから出ているものを信頼した方がよさそうです

性格診断に関しては「MBTI公式」のテストは受けようと思えば必ず対面でフィードバックを受ける必要があってかなりめんどうだし、変なサイトの16性格分類テストを受けるなら「16personalities」の方がお手軽で信頼性は高そうです。

性格診断はどれも所詮ツールとしての域を出ないと思っているので、最終的に自分の強み弱みを見定めて、良い方向に持っていけるような、そんな感じで自分の役に立てられればそれで良いんです。

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