ESTPに言ってはいけないこと
「もっと計画的に行こうよ」
ESTPは強烈に現在を生きるSe型です。
そして劣等機能は常に未来を見据えるNiであるため、Niが未熟な場合計画的とはまるで反対方向にいるタイプです。
そのためこのタイプに「もっと計画的にいこう」と言っても、ESTPの自己表現を抑制し、ストレスを引き起こす可能性があるため逆効果です。
「もっと落ち着いて」
ESTPは自分のエネルギーを発散させることがなにより重要です。
椅子に静かに座っているよりも、アクティブに行動し、刺激を求めることこそがESTPの幸福感につながります。
エネルギーを制約する言葉は、ESTPの自己表現や個人的な充実感に影響を及ぼす可能性があります。
「慎重になって」
ESTPは自己主張力が強く、自分の判断や行動を信じます。
また、自分の直感と経験による自信からリーダーシップを発揮することもあります。
そのため「慎重になって」と言うと、ESTPの自己主張を制限する可能性があり、対立を引き起こすことがありますので言わない方が賢明です。
「ごめん、もうちょっと待って」
ESTPは瞬時の判断を好む傾向があります。
そのためESTPに待たせることは普通の人よりもストレスになる可能性があります。
エネルギッシュでアクティブな性格で、待つことや静かに座っていることは、彼らの性格に合わないことがあり、退屈やストレスを引き起こす可能性があります。
また、ESTPは状況に素早く適応する能力に長けています。
即座の行動が必要な場合や緊急の決断が必要な場面で、彼らの判断力が役立ちます。待つことはESTPにとっては嫌いなことです。
「ちゃんとルールを守って!」
ESTPに何でもかんでも「ルールを守れ」というのはあまり適切ではないかもしれません。
ESTPはその時その時の現状に合わせた行動を取るのが非常に上手いです。
そのためルールをあまり守らない傾向にありますが、その時の状況によってはルールを破ることが正解である可能性が高いからです。
「今日は家にいなさい!外出禁止!」
外出禁止はESTPにとっては牢屋に入れられているのと同じストレスを与えます。
ESTPは新しい刺激や冒険を求める傾向があります。
外出や活動に参加することが、エネルギーを高め、モチベーションを維持する要因です。家にいることは、ソーシャルな機会を制限し、ストレスを引き起こす可能性があります。
ESTPは人々とのコミュニケーションからエネルギーを得る傾向があります。
家にいるよりも外で行動することが、ESTPの成功と充実感につながります
「もっと一緒にいてよ」
ESTPに対して最も言ってはいけない言葉は強制的に一緒にいさせようとする言葉です。
一緒にいる時間を強制することは、ESTPの社交性による充実感や幸福感を奪うことになるため、束縛はESTPの心が離れる要因となります。
またESTPに対してはある程度自由にさせる方が互いの関係はうまくいきます。
「無神経だね」
SeがメインのESTPはその場の空気感に瞬時に適応し、まるで昔からそこに存在したかのように臨機応変に振舞うことができます。
とはいえ、適応に時間がかかる内向的なタイプにとってESTPは無神経と感じることが多いかもしれません。
しかしストレートにESTPに「無神経だ」と批判しても華麗にスルーされるか、カウンターをあてられるため無難に行きましょう。
「中身空っぽだね」
NiやTiが強いタイプにとってはNiが未熟なESTPは「中身空っぽ」と感じることがあります。
Niによる本質部分が全く見えず表層的な部分にしか目がいかないようになるからです。
しかし「中身空っぽだね~」と面と向かって言うとESTPからのげんこつが飛んできます。
「君は人を見た目で判断する人だ」
確かにその傾向はあります。
内向的直感Niが劣等機能であり、このNiが未熟であると、人を見た目で判断しがちになります。
このようにESTPが人を表層部分で判断する傾向がありますが、しかしそれを面と向かって言うとやはり高確率でげんこつが飛んでくるのでやめときましょう。
とはいえ、ESTPにとってはNiをいかに発達させられるかが成長のカギです。
まとめ
ESTPは即興の臨機応変な行動が非常に優れています。
計画性や慎重さを好むタイプとは性格が合わないことがありますが、適切な箇所に配置すれば爆発的な成果を上げるのはこのタイプです。
そのため、ESTPには批判的で攻撃的な言葉を避け、計画性や感情表現の違いを尊重することが重要です。