ENFJ

自己犠牲的精神を持つ「ENFJ」の性格まとめ

2023年6月20日

ENFJの割合は人口3.7%ほどと少なく、男女比は1:2と女性が多いです。

>>当サイトの16性格人口割合について

ENFJは活発でポジティブでありながら、親切で他人の意見に耳を傾け手を差し伸べる、いわゆる主人公ポジションでもありヒロインでもあり、みんなの良心でもあります。

作品におけるENFJは下記の通り

ドラゴンボールの「孫 悟飯」
風の谷のナウシカ「ナウシカ」

鬼滅の刃「炭治郎」

認知機能のバランスが取れたENFJはまさに非の打ち所がない「みんなの良心」的存在でありますが、

認知機能のバランスが崩れたENFJはどこか刹那的で後先考えない行動に出てしまうことがあります。

ENFJの認知機能に見る性格

Fe-Ni-Se-Ti
第一機能 外向的感情(Fe)
補助機能 内向的直感(Ni)
代替機能 外向的感覚(Se)
劣等機能 内向的思考(Ti)

ENFJのメインの認知機能は外向的感情(Fe)で補助機能は内向的直感(Ni)です。

そのため、非常に共感力が強く、相手が何をしたいのか何を欲しているのかを直感的に理解でき、また自己犠牲的精神で相手のために尽くすので非常に人から信頼され好意をもたれる性格をしています。

そのため周囲の人から支持されてリーダーシップをとることも多いです。

代替え機能は外向的感覚(Se)でこの機能をNiと同じくらい成長させると、Niでの抽象的な概念にプラスαして、Seで実際に経験をすることでより精度の高い理解を得ることができます。

Seを上手く働かせることができると、相手を直感だけではなく体験ベースでとらえることができるようになるということです。

つまりNiで考えている想定や予想をSeで決着をつけることができます。Seが発達していないENFJは、永遠とNiで無駄な葛藤を抱き真実にたどり着けない場合があります。

劣等機能は内向的思考(Ti)で、この機能が劣等になるとモノゴトの真実を見失いがちになります。

またあまり思考せず感情に頼りがちになり、真意や本質よりも感情を優先し結果的に自分の首を絞めてしまうこともあります。

ENFJの課題はNiとSeのバランスを取ることと、Tiをいかに成長させるかにかかっています。

Fe-Seループに注意

若いENFJは特にSeが強く働きすぎて、Fe-Seループに陥ることがあります。

Feによる相手と強くつながりを求めあうことをSeで求めすぎることで、自分をないがしろにし刹那的な行動をとってしまうようになることもあります。

このFe-Seループが過激に進むと、さらなる刺激や後先考えない行動へと走る場合があり、セックス依存症になったり破壊衝動に駆られたり、

本来の平和と平等さを大切にする性格とは真逆の行動に出てしまうことがあります。

そのためENFJはNiとSeのバランスを保つことで、未来と現実とのバランスを保つ行動を取ることができます。

ENFJの性格

リーダーシップが取れる

ENFJはリーダーシップをとることができます。

リーダーシップと言っても「俺についてこい」という独裁的な強引タイプから「自然と支持者が増えていくタイプ」と様々ありますが、

ENFJは決して強引なリーダーシップを取らず、みんなから自然と支持されるリーダーシップをとることができます。

ENTJが強引なリーダーシップを取るのに対して、

ENFJは周囲の人たちをやる気にさせることができ、多くの人が付いていきたいと思うようなリーダーシップを取ります。

そのためENFJはリーダーシップや協力関係を生かせる仕事に向いています。

人の意見に耳を貸すことができる

ENFJは他人の意見に耳を貸すことができる親切な性格をしています。

他人の言うことに紳士に耳を傾け、また外向的感情(Fe)で相手に共感を示します。

時に人の意見に共感を示しすぎて、自分の問題の事のように扱うこともあります。

しかし、人の意見に耳を貸す部分は多数から好感を得る一方で、一部合理主義者からは嫌悪される存在でもあります。

平等を貫きすぎて一貫性に欠ける部分があるからです。そのため相性が合わない相手とはとことん合わないでしょう。

カリスマ性がある

ENFJがみんなからリーダーとして慕われる要因として、カリスマ性のある性格が関係しています。

ENFJのカリスマ性が育つ要因として、親や兄弟または師といった身近な存在に尊敬できる人物がいた傾向にあります。

そういった優れた人物と間近で接することで自分自身にも高い倫理観や志を課すようになります。それは尊敬できる人物に少しでも自分を近づけようとする意識から生まれているのかもしれません。

その意識が、他人との感情でのつながりを大切にしようとし、他人との協力関係を築き、自分の役割を全うしようとします。

また他人との関わり方に関しても、言語と合わせて身振り手振りを加えてコミュニケーションを図るため、

話す言葉に説得力を持たせることができますし、また相手の自己開示を促す効果もあります。

結果的に「好意の返報性」により、ENFJに対して好感を持つ相手が多くなり、その好感がENFJのカリスマ性につながります。

「他人に好意を抱いてもらうためには先に与えること」

とENFJの行動に学ぶことが多いです。

人たらしな性格

ENFPは人たらしな性格をしています。

自覚はなく誰にでも親切で、いわゆる八方美人の気質があります。

ENFJ自身八方美人になろうとしているのではなく、相手が誰だろうが性善説で動いているため(人の良い部分に注目してしまうため)、浅く広く好意を持たれていることが多いからです。

またENFJ(特に女性)は異性からモテモテになることも多いです。

ENFJは特定の人物に幸せになってほしいというよりも、全人類に幸せになってほしいという気持ちが強いため、そのストレートな優しさが異性からの好意として返ってきます。

そのため恋愛経験が少ない人にとってのアイドルになることもあります。

好きになった異性に対しては情熱を捧げ、異常なくらい全部捧げる勢いのわりに、追われると冷めてしまうという天邪鬼な部分を持っています。

そのため人間関係、特に恋愛においては人たらしな性格をしています。

自己犠牲的

先ほども言った通りENFJは親切です。しかし、その親切さは時に自己犠牲的な親切であることもあります。

誰にでも親切なことは、裏返すと納得していない部分は自分の心を犠牲にして強引に相手に合わせる行為でもあります。

これは一種の自己犠牲的精神です。

大多数が理解できないことで悩んでいる相手にも、自分を相手に合わせて一緒に悩むかもしれません。

自分を相手に合わせることができますが、その反面自分を捨てきれない自分が存在するため、たくさんの好意を持つ人に囲まれていたとしても、時折孤独を感じることもあります。

このようにENFJは自己犠牲的精神を持ち合わせます。他人ばかりに注目せず、時に自分の心とも向き合うことが大切です。

責任感が強い

ENFJは責任感が強く、与えられた使命や役職、家族での役割を全うしようとします。

時にその責任感は他人に焦点を当てすぎて知らずの内にストレスで体調を崩してしまうこともあります。

また自分の利益や自分のことを度外視で行動に移すことが多いため、結果的に損をすることもあります。

このようにENFJは責任感が強く、自分を犠牲にしがちです、

そのため、他人ばかりに気を取られないでたまに振り返って自分自身をケアしてあげてください。

また、責任感を人に押し付けることはあまりありませんが、それでも自由奔放に振舞っている人がいると嫌悪感を感じずにはいられません。

流されやすく騙されやすい性格

ENFPは人の感情に流されやすく時に騙されやすいです。

ENFPのメインの認知機能はFeであり、積極的に人と関わり人に共感を示し他人の不幸を自分の不幸と捉えるほど共感能力が発達しています。

それ故に相手の感情に流されやすく、その親切心を利用して悪い人間が集まることもあります。

感情に流されるが故に相手の論点の矛盾に気づけないことがあります。

悪意を持った人物には注意が必要です。

打たれ弱い

配慮の欠けた言葉を浴びせかけられると落ち込むことがあります。

時にその配慮の欠けた言葉こそが、冷静に考えれば「誰もが目を逸らしていた物事の真意」である場合がありますが、

「なぜそんなことをいうの?」
「人が辛い気持ちになる言葉をなぜ浴びせるの?」

という配慮に欠けた相手の感情に着目してしまい、言葉の本質を見失うこともあります。

内向的思考Tiが劣等機能であり、他者の意見に人一倍耳を傾けるENFJの定めとも言えます。

ENFJの性格上言ってはいけない言葉

ENFJは他人と協力的で、思いやりのある性格です。

特に理屈や合理さよりも、人の感情に注意を向ける性格でもあるため、

ENFJの親切心をないがしろにするような言葉は投げかけるべきではありません。

まとめ

みんなの良心的存在ENFJは、自己犠牲的精神で相手のために尽くそうとする非常に親切な性格をしています。

しかしその反面相手の感情に重点を置きすぎて、本質を見誤ったり、騙されたりすることもあります。

またFe-Seのループにより悪い方向へと突っ走ってしまったりするため、認知機能をバランスよく成長させることがENFJにとって良い結果をもたらします。

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