INFPの認知機能上、特に学校での「あるある」はどうしても少しつらいものになりがちかもしれません。
学生時代や日常において、人より生きづらく感じることがあったり、人との関わりに人一倍悩むこともあるかもしれません。
INFP学校でのあるある
周囲との反応にズレがあり、学校と相性が悪く生きづらい
INFPは学校に良い思い出がない人が多いかもしれません。
その理由は後述するFi-Siループで辛い経験が深くINFPの記憶に刻み込まれやすい性格も関係していますが、
多くの場合INFPは外部からの刺激に対して、いったん内向的感情(Fi)でフィルターに通して適切な反応を返すのに、周囲と比べてタイムラグが存在するためです。
とりわけ学生時代のINFPは代替え機能内向的感覚(Si)と劣等機能は外向的思考(Te)があまり成長していないことも多く、瞬発力のあるコミュニケーションが苦手です。
そのため周囲とのズレが発生し、孤立し時に嫌な記憶に残るほどの経験をすることがあります。
それに加えて、INFPの「批判に弱い性格」は回りまわって「相手の顔色を伺う」という行動に出てきます。
「自分はこの言葉に傷つくから、相手もこの言葉に傷つくんじゃないか」と考えて反応が遅れたり変な返しになるのです
これらはHSP気質の傾向と似ていて、INFPはHSPの確率が高いことは、既にジャクリン・ストリックランドというMBTIとHSPの関連性を調べている博士が提唱しています。
話は戻りますが、それらの行動はHSP気質を持たざる者から見ると少々不自然に思われることがあるのです。
なのでINFPは学校と相性が悪いのはあるあるです。
とはいえ努力や年を取るにつれ、認知機能がバランス良く発達し、外向的な仮面を獲得できるようになります。
授業中に空想するのはあるある
つまらない授業や興味がない授業においては、知らないうちに空想の世界に旅立っていることはあるあるです。
自分では意識して何かを想像しようとしているのではなく、
本当に知らないうちに空想の世界に旅立っています。
そのため学校の成績は良いモノと悪いモノ極端に2つに別れがちになります。
流行の話よりも永遠のテーマ的な話の方が好き
INFPは流行にはあまり興味がないことが多く、同級生が流行りの芸能人やアイドルの話をしていても興味は薄いです。
しかし、その反面人類にとっての永遠のテーマである「死、不老不死、宇宙、深海」などの話には興味を湧くことが多いです。
そのため、永遠のテーマに関してはINFPが前のめりになって話の輪に入ることもあります。
国語の成績が良い
INFPは国語の成績がよいのはあるあるです。
言語的な才能があり、また想像力が豊かなため幼い頃より本を読んだり、親しい人には感情を言語化するのがうまいです。
そのためINFPは文章系の授業は得意です。
特に、国語の授業が得意なINFPは多いです。
少人数あるいは一人でいられる場所が好き
INFPは大人数でワイワイするよりも、一人や少人数でいる方が好きです。
大人数でいると気を使いすぎて疲れてしまうのはあるあるだからです。
なによりそういった集団の中で孤立するのもつらく感じるため、少人数あるいは一人でいられる図書館などが好きなのです。
INFP日常でのあるある
察してほしいと思う
INFPは自分の気持ちを相手に「察してほしい」と思うことがよくあります。
INFPは相手が楽しいとか嫌な気持ちだとかが手に取るように感じ取ることができます。
なので相手を自分に当てはめて、「相手もこちらの気持ちを察してくれるだろう」と思ってしまいがちです。
そんな時に相手がこちらの気持ちを察してくれないとイライラしたり落ち込んだり、相手のことが理解できなかったりします。
時たまSNSで見かける日常のあるある的なイラストにいいね押しがち
日常のあるあるを切り取った共感できる、4コマ漫画やイラストがSNSで回ってくるといいねやリツイートをしてしまいます。
これはFi-Seで日常的に感じているストレスや理不尽なことに対して、
ついつい共感してしまうからです。
なので共感できるツイートには「いいね」などを押しがちになります。
勝負事はどうしても負けがち
INFPは勝負事にどうしても弱くなるのはあるあるです。
単純に実力がないから負けるということではなくて、
自分が勝った結果負けた相手の残念な顔を想像してしまうため、無意識に本気で貪欲に勝ちを求めようとしないからです。
むしろ無意識に手を緩めることもあるでしょう。
そのため実力は自分の方が少し上だとしても、勝負事ではどうしても負けがちになります。
過去に苦しみ生きづらい
INFPにとって過去のつらい記憶はとても生きづらく足かせとなります。
FiとSiのつながりによりINFPは過去の失敗やつらいことを何度も、しかもそれなりの鮮明さで、思い出すことがあります。
これはFi-Siループと呼び、感情と記憶のループです。
これに陥ると辛く苦しい過去の記憶が頭の中で永遠とループすることになります。
まさに地獄のループです。この苦しみは大~小までさまざまで
例えば小さいものだと、
「知らない人に舌打ちされた」
「人に嫌な顔をされた」
「人を嫌な気持ちにさせてしまった」
些細な事から大きな出来事まで、何度もそのシーンを思い浮かべ「後悔、悔しさ、悲しみ」が頭の中でループします。
もっと大きく自分にとってつらい記憶は何年経とうがそのループに苦しめられます。
このループに陥った場合は無理矢理にでも自分の気持ちを別のモノに向けるのが良いです。
抽象的な概念を考え続ける
INFPは抽象的なコトについて、その解決不可能なテーマがひたすら頭の中でぐるぐる回っていることがあります。
INFPが考えがちな抽象的なキーワードとは例えば「生、死、死後、生まれた意義、人とは…etc」です。
この特性とINFPの先ほど述べたFi-Siループに加えて、Fi-Neにより世の中の理不尽さや不条理な部分が良く見えるようになります。
そのため
「世の中腐っている」
「こんな腐った世界に生きている意味ってあるの?」
と世の中の真意が見え始めるため、哲学的に「自殺」というテーマについて考えた経験があるかもしれません。
このようにINFPは抽象的な概念がグルグルと頭を駆け巡るのです。
まとめ
INFPは学生時代や若い頃は苦労した「あるある」が多いかもしれません。
しかし、そこを乗り越えられれば、人生の後半において成功を収めたり、自分の納得のいく生活を手に入れられるINFPは多いです。
note執筆
✅ 劣等機能、外向的思考(Te)の鍛え方
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