INTJはしばしば「最強」と言われることがあります。
「INTJ 最強」と調べている人は月間1000~10000人もいます。
INTJが最強かどうかを知りたい人がこれだけたくさんいるということですね。
というわけでINTJである管理人が、認知機能の観点と世間で最強と言われている情報をピックアップして紹介します。
そもそも「最強」ってなんなの?
ということで、「最強」の意味を辞書で調べてみると「最も強いこと」と出てきました。
Weblio辞書
これでは抽象的過ぎて意味が分かりません。
なのでINTJがどの分野で「最強」と言われているのかを調べてみました。
世間でINTJが最強といわれる理由
世間でINTJが「最強」と言われている理由をピックアップしてあげてみました。
・IQが一番高い
・「目標達成能力」が一番高い
・本質を見抜ける力がある
上記の通りで、つまり世間で言われているこの場合の「最強」という言葉は「身体的な強さ」ではなく、どうやら「頭の良さ」を指しているようです。
・16の性格の内IQが一番高い
頭が良いかどうかはどのような判断基準を取るか?
IQなのかEQなのか?
はたまた別の判断基準によるものかで変わりますが、
INTJのIQは高い傾向にあることは確かにデータで出ていますので「IQ的な意味では頭が良い」と言えます。
しかし、IQに関しては個人差があり、IQ130以上のギフテッドである可能性はINTJよりもINTPの方が比率が高いです。
あくまでINTJはIQが高い傾向にあるという程度と捉えた方が良いです。
・何が何でも「決めた目標は達成」しようとする
INTJは「目標達成能力」が16の性格の内一番高いデータがあります。
これは認知機能で説明が出来そうです。
INTJの目標達成能力が高いのは内向的直感(Ni)で複雑な情報をイメージで把握、それらを元に強烈なひらめき能力でトップダウン方式で目標を現時点から未来まで細かく計画することを得意とします。
そしてその目標は、外向的思考(Te)による「社会的な成功を目指す」方向に働きますので、「なんらかの成功」を目標に掲げることが多いです。またこの表立った社会的な成功を目指す部分が周囲からは強い人に映る傾向にあります。
またTeタイプの特徴として、「伝統よりも効率性が大事」と考えますので便利な最先端ツールを駆使して効率的に目標達成を目指すため、この部分も目標達成能力が高い要因と言えそうです。
また代替え機能の内向的感情(Fi)はINTJの場合誰が何と言おうと「目標達成させてやる」という頑固な方向に進みます。
つまり周囲の空気感に流されずに意思を貫くことができます。
そしてこれらがうまく噛みあい目標に向かって着実に近づいているINTJは強いです。
しかし、劣等機能である外向的感覚(Se)が未熟な場合、知覚機能が限界を迎えるため、
現実と非現実の情報のライン取りがうまくいかず、目標に向かって進んでいるつもりが全くトンチンカンなことをしている場合もあり、また人間関係の希薄により客観的なアドバイスを受けられるチャンスが少ないため、人よりも遠回りすることもあります。
また代替え機能である内向的感情(Fi)が強くなれば柔軟な思考を阻害し、それに拍車をかけます。
Seが未熟なままだと社会適応能力が下がるため、コミュニティを作る人間社会に馴染めないのは目標達成以前に相当なデメリットです。
・本質を見極める
INTJは「自分の目標を達成するため」には物事を多面的・俯瞰的にとらえ本質を見極めようとします。
様々な情報を内向的直感(Ni)で知覚し、その情報を外向的思考(Te)を使って判断するため、
認知機能の観点からINTJは物事の本質を多角的な視点から見ることを得意とします。
また一見それらの点と点の抽象的な情報を、線で結ぶような具体的な部分にまで落とし込む手法を最も得意とするため、
確かにINTJは本質を見極めるのも得意な方と言えます。
Seまでも発達させた「INTJ」は強い
これらの事から世間から最強と言われているINTJの特徴として、外向的感覚(Se)までも発達させたINTJの事を指していると思います。
劣等機能までもバランスよく発達させられた人はどんな16の性格タイプを見てみても、少数派です。
特にINTJの場合、他人と積極的に交流する性格であることは少ないため、外向的感覚(Se)が発達する機会は少なめです。
とはいえ年を取れば人からどう思われるかを学ぶ機会も多くなるため、
年齢を重ねれば世間から言われる「最強」とやらに近づくINTJは出てきやすいのかもしれませんね。
INTJ自身は最強とは思っていない
というわけでINTJが最強と言われる理由をいろいろピックアップしてみました。
僕自身INTJですが少なくとも「自分が最強に感じたことはない」です。
学校の勉強は相当嫌いな方であり、できた方ではなかった過去があります。
ちなみに中学1年生の時の5教科合計点は500点満点中60点と学年でぶっちぎり一番下でした(笑)
当時の担任に「お前このままだと行ける高校がないぞ…」と言われたことを覚えています。
それでも1mmも焦燥感は感じませんでした。
当時は何にも目標がなくて、なにもやる気が起こらなかったからです。
中学2年生の頃、とある小説に出会ったおかげで、英語にのみ興味を示すことができ、英語方面に行くにしても入試では結局5教科必要になるため、
中学3年生頃からすべての教科を勉強しなおす羽目になり、結構苦労してそっち方面に進むことが出来ましたが、その時に英語に興味を示すことが出来なければ高校、大学は行ってなかったかもしれません。
頭が良ければ5教科勉強しなおすときにこんなに苦労はしないし、
確かに目標に向かっての継続力には自信がありますが、諦めが悪いだけとも言えますし、
大学まで行くと頭の良い奴がゴロゴロいるわけで、頭が良いといわれるINTJの中ではやはり自分はあまり頭が良くない方です。
現在は目標もあり、それに向かって進むことが生きがいですが、「頭脳的な最強」とは程遠いですね、「やれるまでやる」を泥臭くひたすら積み重ねているだけです。
また組織でうまくやれず悩んでいるINTJは多い傾向にあるため、INTJ自身は「自分のことを最強」と思うことはないのではないでしょうか。
まとめ:INTJ単独はあまり強くない
INTJの能力値には個人差があります。
しかし、現代社会において「最強」なのはマンパワーを使いこなす組織であり、その逆を地で行っているINTJはあまり強くないかもしれません。
どれだけ頭の良いINTJであっても結局は大多数のマンパワーには絶対に勝てないと悟る日がいつか来るでしょう。
どれだけ丹精込めて作ったサイトでも、企業が莫大なリソースを使ってマンパワーで作成した何万ページものサイトには検索順位では絶対に勝てないし、多数の知恵、仕事のスピード感、顧客の安心感、働いている側の安定感、経済力、など挙げればキリがないですが、
組織には個で勝つことはできないです。どうやったって漫画のような展開になることはないです。群れる生き物だからこそホモ・サピエンス=人が世界の覇権を握ったとも言えます。
なのでもっと強くなりたければ外向的感覚(Se)を成長させて社会適応能力を上げ、人とのつながりを強くし戦略を立て直すことこそが「最強」への王道かもしれませんね。
note執筆
✅ 劣等機能、外向的感覚(Se)の鍛え方
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