INTJはしばしば生きづらい性格として注目されています。
大きな理由としては、
・少数であるということ
・また劣等機能がSeであること
が挙げられます。
そのためほかのMBTIよりも特殊な性格になり、学校や社会の中で生きづらいなと感じることも多いのです。
また最後に外向的感覚(Se)の鍛え方を紹介しています。
INTJは生き辛い?
他人からみれば
「クール」「無口」「天然」「冷酷」「テンション低め」「上から目線で偉そう!」
などとボロクソ言われるタイプです。
INTJはその性質のせいで、非常に生きづらいです。
そのまま素で生きていれば、社会不適合者or変人の烙印を押されやすい悲しい運命を背負ってます。
無意味な人との馴れ合いはしないので、はたから見れば冷たい人ととらえられます。
本人も自覚していてそれで悩んだりもしたりします。
普通の人ができないことが得意だったり、普通の人ができることが難しかったりで社会不適合者&無能の烙印を押されやすい。
だから生きづらいと感じることが多いです。
普通の人が感覚でできるようなコミュニケーションの上手なやり方も人間関係の円滑な運び方も、うまくできないことが多いです。
外向的感覚(Se)が劣等機能なため、社会適応能力が非常にポンコツとなるからです。
辛さその1、思考に支配される
INTJは考えすぎて、よく忘れ物したり。
服を逆に着て外に出たり、スーパーに来たのに考え事に支配されて
何も買わずに帰宅していたりすることがあります。
人がしゃべっていることに対して、初めは真剣に聞いてるのに途中から別のこと考えてたり、
学校の授業も1ミリも聞いてないこともあります
これは単に怠惰なのではなく、思考に支配されることがあるからです。
なので今を楽しめず、気がつけば考え込んでいるところがINTJの辛いところだと思います。
じゃあ考えなければいいじゃん!
とか思われるでしょうが「そんなことできれば最初からやっとるわ!」と感じるのがINTJです。
辛さその2、ビックリされる
INTJは他人に行動理由を話すことはあまりないため、何かをし始めたときに
突然行動を起こすように見えるため周りにビックリされます。
そして「頭のおかしい奴」と思われます。
INTJは 、頭の中で緻密な計画をします。
この時自分に足りない知識があれば熱心に勉強しますが、結局自分に理がないと判断した場合行動しません。
熟考後、自分に理があると判断した場合、即行動に移します。
これが、他人から見ればある日突然突拍子もないことをするように見えるようで、びっくりされるというわけです。
傍から見れば突然行動したり突拍子もないことを言ったりしているように見えるようですが、一応INTJの中では計画上達成可能なため行動しているにすぎません。
一見考えなしで衝動的に行動しているように思われますので批判を浴びることもあります。
批判はあまり気にしませんが、メンタルにとってマイナスになることは確実なのです。
辛さその3、共感されない
INTJは口下手の性格も相まって共感されることはないです。
人に容易に思っていること・考えていることを言いません。
ですので前から考えて計画して行動したとしても、
周りの人はそんなことを考えていたとは知りませんので共感されないことに辛く感じることもあるかもしれません。
それは周りに相談しないINTJが100%I悪いのですが、
INTJは過去の経験により周りに相談しにくくなることがあります。
1.突然思い付きで行動しているように見えることから、人から批判されがち
2.「自分では行動する前に考えているから批判される筋合いはない」と思う
3.伝える能力がポンコツなのでうまく伝わらないしめんどくさくなる
4.相談しない結論に至る
こういった経験をすることが多いのがINTJのつらい部分かもしれません。
辛さその4、無駄な伝統・礼儀・行事をやらされることが辛い
INTJは意味のない行事は正直やる意義を見出せないかもしれません。
なので伝統行事、礼儀を他人に強要されることが何より辛く感じます。
・根性論
・無駄な井戸端会議
・結論の出ない世間話
「すべて嫌い」
と思っているのがINTJです
他人が勝手にやる分にはどうでもいいですが
他人に強要されると殺意がわくほどむかつき挙句の果てに「殺意の目ビーム」を発射します
辛さその5、非効率なことをやらされるのが大嫌い
INTJは他人に非効率なことをやらされると、強い不快感を感じます。
「上司でも納得できなかったら従いません」
こういう性格で上司とはうまくやれない可能性高いです。
INTJは自分で考えて学び計画し、自分自身を高めることにやりがいを感じます。
自由な環境に身を置いてるほうが仕事面では成功しそうです。
辛さその6、アドバイスされるのがつらい
問題が起こった時に例えば聞いてもないのにアドバイスしてくる人に対して
「アドバイスしてくるやつうぜぇ」
とか思ってますし態度にも出ていることでしょう。
なぜなら人が思いつく解決策はとっくに検討済みであることが多いからです。
しかし、外向的思考(Te)が補助機能であるため利のあるものであれば耳を傾けるといった計算高い部分も垣間見えます。
INTJは行き詰ったときに小さな問題でも、過大視することが多めなので時には人の意見に耳を傾けることも大切です。
辛さその7、無自覚で敵を作りやすい
人をあからさまに傷つけるような発言はしない代わりに、
暗黙の了解的なものが理解できずに空気読めない発言はします
そのほうが合理的に解決・物事を進めれると思っているからです。
しかし、そのせいで傍から見れば秩序を壊す奴という風に映ります。
あいつは空気が読めない
サイコパス
協調性がない
目立ちたがり
などなど、出る杭は打たれます
このことで大半の人から嫌われることが多いのでつらい部分ですね。
認知機能NiがメインでSeが劣等になると生きづらくなる
INTJが生きづらい要素として一番の理由が、メインに認知機能が内向的直感(Ni)であり劣等機能が外向的感覚(Se)であることが挙げられます。
INTJ
Ni-Te-Fi-Se
第一機能 内向的直感(Ni)
補助機能 外向的思考(Te)
代替機能 内向的感情(Fi)
劣等機能 外向的感覚(Se)
同じタイプとしてINFJも挙げられますが、あちらは外向的感情(Fe)が補助機能であるため生きづらさとしてはINTJの方がより生きづらく感じるかもしれません。
話は戻りますが、劣等機能がSeが未熟になると自分が世間からどういう風に見られているのかが全く分からなくなります。
そのため世間とのズレが発生し「空気が読めない行動」「協調性の皆無」といった様々な不具合が生じ、生きづらくなります。
INTJが生きづらさを感じなくする方法は簡単です。
外向的感覚(Se)を鍛えればよいです。
下記より外向的感覚(Se)の鍛え方を紹介しています↓
✅ 外向的感覚(Se)の鍛え方
>>「INTJ」内向的直感(Ni)がより人生を生きやすくするコツ【劣等機能の鍛え方】
まとめ
普通が正しいことと思ってる人の根拠は「みんながやってることが正しい」というものです。
みんながやっていることは必ずしも正しいとは一概には言えません。
普通とは時代と状況によって変わるものだからです。
とはいえ、人間社会は人との関わり合いで成り立っています。
そんな時に「人と関わるのは生きづらいから関わらない」などと言ってられなくなります。
note執筆
✅ 劣等機能、外向的感覚(Se)の鍛え方
>>「INTJ」内向的直感(Ni)がより人生を生きやすくするコツ【外向的感覚(Se)の鍛え方】
✅ 16性格タイプそれぞれとうまくやるコツ
>> ユング心理学的タイプ論/16性格タイプそれぞれのタイプと上手くやるコツ