Googleの検索窓で「ISTJ」と打ち込むとサジェストワードに「ISTJ 冷たい」というワードが出てきます👇
結論を言うと、実際に出会ったISTJ全員が「冷たい」わけではありません。
とはいえ、本人に悪気はないですが「冷たいと思われる要素」が存在していて、
他人から「冷たい」と思われやすい傾向にはあるかと思います。
そのため今回は実際に様々なISTJと関わった経験から、
「ISTJは冷たい」と思われやすい理由を客観的に分析したいと思います。
ISTJが「冷たい」と思われる理由
第一印象で冷たい印象がある
ISTJは第一印象で「冷たい人」「クールな人」という印象を持たれることがあります。
ISTJは保守的で変化を嫌うため、
新しい人材が同じ部署に入ってきた時には眉間にしわを寄せてる場合が多いです。
いつも通りのやり方が安心するため、いつも通りの安心感がなくなってしまうことを懸念するためです。
なので新人はISTJに対して「冷たい人なのかな?」と思われることが多いです。
しかし、関わっていくうちに「冷たい印象」がなくなる場合が多いです。
人の感情には鈍感
ISTJは自分の感情にも人の感情には鈍感です。
そのため議論の場において、
相手に事実をそのまま伝えるため「ドライで冷たい」と感じられるときもあります。
しかし、休憩時間などにプライベートな話などをするときは独特なユーモアや暖かみが感じられますので、
※ゲインロス効果も働いて「意外に面白い人だな」と感じられます
※ゲインロス効果=否定的な心理状態から、肯定的になる方が好感度が高くなるという心理学で、いわゆるギャップ萌えというやつです。
集中しているときは相手の声が聞こえない
ISTJは集中しているときに、
他人の呼びかけにたいして「無視」してしまったり、「冷たい返事」をしてしまうことがあります。
他の人からすると
「明らかに俺の声聞こえているよね?」
っていう音量で話しかけても集中しているISTJには聞こえていないことが多いです。
これはわざと無視しているわけではなく、集中力が高すぎて呼ばれていることに気が付かないためです。
悪気はない…といいたいところですが、まぁ確かに集中しているときに話しかけられると「イラっ」とはしていますし、
ISTJ自身人に話しかけるときは相手が忙しくないタイミングを狙うため、
「お前も話しかけるタイミング考えろよ」とちょっぴり思ってしまうかもしれません。
独自の価値観を持っている
ISTJの行動は合理的で、己の価値観に基づいた行動をとります。
これはISTJのI(内向的)の部分が関係していて、自分の意識が内向きのためです。
そして、ISTJの代替え機能 内向的感情(Fi)が関係して「察しろよ」的なぶっきらぼうな部分と、
相手を思いやるけど決して口には出さない不器用なやさしさもあります。
つまり言葉で優しさを表現するのではなく、行動で優しさを表現するタイプです。
例えば、
一見冷たく思える言動の裏には相手を思いやっての行動をしてたりします。
しかし、相手からすると
「攻撃された、冷たくあしらわれた、もっと言い方考えろよ、一言余計」
と思われることも少なくないです。
そして、ISTJはその内面のやさしさを自ら発信することはないため、
最初はISTJに対して眉をひそめていた人も、
よくよく考えると「もしかして俺のためにしてたんじゃ…?」と思い返すこともあります。
このようなISTJ独特の価値観があるため、あまりよく知らない他人からは「冷たい」と思われやすいと推測します
自己の目標が高く、張りつめている印象
ISTJの自己評価基準が、課されるハードルよりはるか高く、常に張りつめた印象が「冷たく」映ります
実際にISTJは自分が納得できない成果だと満足しません。
そのため周りから見ると、
「仕事の目標を達成しているんだからもっと楽しそうな顔をすればいいのに」
と思われることも少なくないです。
焦らないから
ISTJは基本的に冷静であろうとしますが、時にその「冷静さ」が「冷たい」と思われる原因にもなります。
個人的にはトラブルが起きたときにギャーギャーと鳥のように叫ぶ人間よりも、
焦らない人間のほうが好きですが、どうやら世間はそうではないようです。
仕事や旅先でトラブルが起こった時、基本的にISTJは焦ることないですが
その冷静な態度がかえって他人事のように見えるようで「冷たく思われる」ことがあります。
そして、ISTJ自身計画変更せざる負えない予期せぬ出来事が苦手なので、
イライラしている態度がちょい見えしてしまって、余計に冷たく思われるかもしれません。
無駄なことにお金を使わない
ISTJは極限までに支出を減らす傾向にありますので、人付き合いは悪く感じるかもしれません。
無駄なお金を使いたくない理由はISTJの「これまで通りいつもの日常を送りたい」という無意識な心理の裏返しであり、
「この先もいつも通り安心して暮らせる日常のためにはお金はためておきたい」
↓
「支出を減らす」
↓
「無駄な飲み会にはいかない」
↓
「人付き合いが悪い」
という行動につながります。
そのため無駄な飲み会には出席しないことも多く、ほかの人からは「冷たい」と思われることもあります。
他人に相談することがないから
ISTJは他人に相談することがないため、クールで冷たい人だと思われることがあります。
困った状況に陥ったとしても自分の中でPDCAを完結し、解決することがおおいため誰かに相談することが少ないです。
誰かに頼ることが少ない理由は、他人に借りを作りたくないということではなく、
「誰かに頼って相手に迷惑をかけたくない」
というのが本音の部分です。
そのため、誰にも相談せず自分で対応するため、のちのち小さなミスが大きなミスとなることもあります。
結論
ISTJはいわゆる「一見冷たく感じるけど、根はやさしい」の代表的な人物です。
もちろん話しかけるタイミングでは、ガチで「イラっ」としていることはあるかもしれませんが…
ISTJと関わった経験からすると仕事や約束ごとにおいて「彼、彼女ら」ほど信頼できるMBTIはいないように思えます。
note執筆
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