ISTJ

ISTJ(管理型)の怒りのトリガーと怒り方

2023年3月3日

ISTJはそのまじめな性格ゆえに、規律を乱す存在やルーズでだらしない人にはイライラしてしまうことが多いと思います。

とはいえ自分自身組織の規律を乱す存在にはなってはいけないという意識があるため、怒り狂って攻撃するような行動に出ることは少ないのが特徴です。

しかし、いかに規律正しいISTJといえども人間ですので時には怒る場合もあります

今回は「ISTJ」が怒るきっかけになることと、怒ったらどうなるのかを紹介します。

ISTJの怒りのトリガー

ISTJに言ってはいけない言葉を言った時

ルールや規律を重視するISTJには様々な言ってはいけない言葉があります。

特に効率性や合理性を求める思考型や直感型がISTJに対して

「こっちのやり方の方が効率良いよ」

と既存のやり方を変えるように提言した時などです。

計画を途中で変更された時

ISTJは現在進行形の計画を突然変更させられたら怒りを覚えることがあります。

ISTJは計画通りに目の前の仕事をコツコツすることが得意ですが、柔軟性には欠ける部分があります。

そのため、あらかじめ計画されたものが突如変更になった時は、

たとえ変更された計画のほうが効率的だとしても、ISTJにとってはストレスになります。

指導者が信用に値しないと感じたとき

ISTJは「木を見て森を見ず」とはよく言われますが、

全体を見ることが不得意なISTJでも自分の指導者が無能か有能かはとてもよく気づきます

その上司や指導者が的外れな指示を飛ばし続けたり、

ISTJは不信感を募らせ怒りを徐々にためていきます。

現実的ではない計画を立てられたとき

ISTJはよく「上からの指示には絶対従う」という認識がある場合が多いですが、そんなことはありません。

確かに仕事を任せられたらやり抜くことが多いですし納期に間に合わせようとします。

しかし、現実的ではない仕事や計画を与えられたときは

「こんな量の仕事をしないといけないの?でも仕事だしやる余地があるならやらなきゃだよな…」

自分の義務感と感情が心のうちで激しくぶつかりあうことになります。

そのため現実的ではない計画を任せられると表に出さないですが、心は荒れます。

しかし、悩みながらもやり抜いてしまうため忠実な人間、ロボットと思われやすくなります。

一人の時間を邪魔された時

ISTJは一人の時間が好きです。

そのため一人の時間が取れる予定だった日に、突然誰かと出かけなければならない用事が出来たときに怒りを感じます。

例えば、休日に突然仕事に呼び出されたりです。

前もって休日が仕事になることを伝えられていればISTJは怒りを感じることはありませんが

急遽休日出張などが入るとかなりイラついた態度で出社することになります。

経験から全く学ばない人

ISTJは経験から全く学ばない人に対して怒りを覚えるかもしれません。

例えば自分に部下がいるとして

その部下が前回やったミスと同じ間違いをしたときには

「なぜ前回の失敗から学ばないんだろう」

と疑問と怒りを覚えます。

ISTJの怒り方

ISTJはほとんどの場合怒りを感じても、怒鳴ったり攻撃したりすることは少ないです。

ISTJは組織の規律を大切にするため、

理性が強くたかが外れて怒り出すことはあまりありません。

とはいえISTJも感情的に怒ることもあります。

ISTJが怒る場合、大きく分けて3段階の怒りモードが存在します。

第一段階:冷静さを保ち嫌味を言う

イラついている男性

第一段階は声を荒げて怒ることはありませんが、

自分自身の冷静さを保ちつつ相手に嫌味を言うことがあります。

与えられた怒りよりも周りの空気を読むISTJの能力のほうが優勢な状態と言えます

第二段階:相手を睨みつけて思いつく限りの文句を言う

怒っている男性

第二段階は、相手にだけ自分の怒りが分かるように表現するようになります。

相手のことを睨みつけたり、正論を相手にぶつけたりするかもしれません。

とはいえそれでもISTJは相手に対して怒鳴ることはしない場合のほうが多いです。

そしてこの状態でもまだ周りの空気を読む力のほうが優勢の状態です

第三段階:行動や態度で示す

椅子を乱暴に扱うおじさん

限界突破したISTJはもはや周りの空気などお構いなしです。

怒りで言葉すら発することをせずに、すべての他人に対して心のシャッターを閉じます。

そして、罵詈雑言を浴びせる代わりに、態度や行動でその激しい怒りを表現します。

例えば、

・ドアが壊れんばかりに「ドカン!」と音を立てて怒りを表現する
・相手がしゃべっている途中で席を離れて「ドスドス」音を立てながら離席する
・電話の受話器を「ガン!」とたたきつけて切る

このようにISTJが極限まで追いつめられると態度や行動で怒りを示すようになります

この状態になると他人が何を言っても時間がたたないと収まりません。

ISTJは相手の理不尽をいつまでも覚えている

ISTJは相手の理不尽な態度や言動をいつまでも覚えています。

その理由は内向的感覚(Si)が有利な機能を持っているからです。

ISTJは怒りを感じても他人がISTJが怒っていると感じる場面は少ないかもしれません。

しかし、

ISTJの心では与えられた心の傷がずっと残ることになります。

生涯その怒りの記憶は忘れることなく永遠に覚えていることが多いです。

そして自分の犯した理不尽な罪も同様に十字架のように背負いながら生きていくのがISTJです。

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