ENTJは何かに対して「大志」を抱き、本気でそれに向かって周囲を巻き込みながら突き進む、あらゆる性格タイプの中でも最強の名にふさわしい性格をしています。
そんなENTJには数々の言ってはいけない言葉が存在します。
特にENTJに対して泣き落とし作戦や、同情を誘うような感情に訴えかける言葉は悪手です。
ENTJに言ってはいけない言葉
「もうこれ以上できません」
ENTJは外向的思考(Te)と内向的直感(Ni)の組み合わせにより自分が決めた目標は必ず達成しようと奮闘するでしょう。
そして、自分と同じくらいの熱量とスキルを部下や同僚や協力者に求めるため、「もうこれ以上できません」という泣き言をいうのは悪手です。
目標を達成するのが義務であると考え「義務を果たさず権利を主張するな」と強く反論されるでしょう。
「それは夢物語で、君にはできないよ」
補助機能に内向的直感(Ni)を持つため、優れたアイデアや革新性を生み出しそれを達成するための必要な人員、計画を緻密なまでに計算できます。
その情報をメインの外向的思考(Te)を使って判断判別し、他者にアウトプットし、前線に立って組織を目標に向かって引っ張ろうとできるほどにエネルギッシュになります。
なので「やろうと思えばなんだってできる」がENTJの心の奥底に抱いている思いでもあるため、
「君にはできないよ」と言われれば「お前はできないだろうが、俺にはできる!」と負けず嫌いなENTJの心に火をつけます
「ただ共感してほしいだけ」
多くの人(特に女性)は感情を共感し円滑なコミュニティとストレス発散を行うため解決策よりも共感を重視する場合があります。
しかし、ENTJの劣等機能は内向的感情(Fi)であるため、相手の相談事に対して「まずは根本的な解決策を提案しようとする」のがENTJです
相手の感情や自分の感情までも切り離して合理的に思考するため、相手に共感を示すのは時間の無駄と考えるからです。
そのため「解決策じゃなくて、ただ共感してほしいだけ」
と言われても頭に???が浮かぶENTJが多いです。
「その話は一旦置いておいて」
ENTJ相手にディベートの場で話を脱線させるのはあまりよくありません。
Te-Niを強く持つENTJにとっては、話を変えられる行為は非常に不愉快に映るからです。
また、議論において論点のすり替えなどの小手先の話術テクニックはENTJに通用しません。
一瞬で矛盾点を指摘され一気に劣勢に立たされることになります。
「怒ってる?」
ENTJはFiが未熟な場合、相手の感情がわからないどころか自分の感情すらわからなくなる場合があります。
そのためENTJ自身が怒りを感じている場合でも、自分が今怒っている自覚がなくなるのです。
そんな時に「怒ってる?」なんて聞こうものなら
「俺は怒ってない!🤬」
と怒りながら怒りを否定しだすという、あべこべな行動を取るでしょう。
また「怒っている」わけではなく「熱心に話している」だけな場合も多いです。
「考えじゃなくて、あなたの感情を聞かせて!」
Te-Niを持つENTJにとって「あなたの感情を聞かせて!」と言われてもあまりピンと来ない場合が多いです。
感情論は無意味なもので、客観的で論理的な考えこそが重要だと考えるからです。
「世の中不平等だと思わない?」
「世の中不平等だ!」という泣き言を言う人はENTJをイラつかせます。
世の中不平等だと思うなら「自分は勝ち組を目指して頑張ればいい」という考えが根本にあるからです。
そのため不条理さを感じつつも、ENTJは使えるものはすべて使って社会的成功を目指すのです。
また、自分の人生は自分自身が良いモノにするという責任があると考えるため、
不平不満ばかりで何もしない人に対しては腹立たしく感じるでしょう。
「ちょっと体調が悪いんですが…」
例えば部下に「ちょっと体調が悪いから今日は休みたいんですが…」と言われても、正直心の中では「我慢しろよ」と思ってしまいます。
というのもENTJ自身が体調が悪くても大概休むことはないからです。
実際は体調のつらさは個人差によるものですが、ENTJの場合自分基準で相手を当てはめるため
「我慢しろよ」
「体調悪くても仕事くらいできるでしょ」
と本気で思ってしまいます。
「もっと気楽にいけよ」
これをENTJに言うのは最大の悪手です。
全力で何かに対して取り組んでいるENTJに「気楽にいけよ」はENTJは怒髪冠を衝くでしょう。
また「怠惰であるのは罪である」と考えます。
「せっかちだね、もっとのんびり行こうよ」
綿密な計画を立てるENTJにこれを言うのはあまり得策ではありません。
外向的思考(Te)は常に合理的な判断を、補助機能の内向的直感(Ni)は目標から逆算して計画を立てます。
そのため立ち止まっている時間などないのです。
まとめ
ENTJは周囲がついてこれないほどエネルギッシュで、遥か高い目標を掲げ、それに向かって進むことは義務だと考えます。
そんなENTJが上司の場合は、かける言葉を気を付ければ円滑なコミュニケーションが取れます。