E-A-Tとは?GoogleのSEOを語るうえで欠かせない最重要基準

人間
人間

グーグルが掲げるE-A-Tって一体何の略で、どういう意味なの?

今回Googleが掲げているE-A-Tについて解説します。

結論を言うとE-A-Tとは

Googleが検索結果の情報の真意性や信頼性向上の為に、Googleが検索上位に表示するかどうかは、サイトの
【Expertise専門性】【Authoritativeness権威性】【Trustworthiness信頼性】の高さ
に基づいて判断すること

クロマク
クロマク

今回はE-A-Tについて詳しく、さらにE-A-Tを上げるために何をすればいいのかを具体的に解説します。

E-A-Tとは?

EATを解説した図

E-A-T=【Expertise専門性】【Authoritativeness権威性】【Trustworthiness信頼性】

E-A-Tとは検索ユーザーが適切な情報を得るための指標であり、SEOの重要な三つの評価基準のことです。

E=Expertise(専門性)

E=Expertiseはそのサイトの記事は、そのジャンルの知識が豊富な専門家が書いているのかどうかで評価が変わります。

例えば、ガンについて記事を書いている人がただのサラリーマンなのか、医者なのかで検索順位が変わります。

いうまでもなくGoogleに評価されるのは医者が書いたガンに関する記事です。

・専門家でもない奴が書いた記事は信用に値しない=検索結果の上位に表示しない
・専門家が書いた記事は信用に値する=検索結果の上位に表示する

このようにE=Expertiseは専門性があるかどうかで評価が変わります。

A=Authoritativeness(権威性)

A=Authoritativenessは権威性、つまりそのサイトや記事が専門家や著名な人、大勢の人間から認められているかどうかです。

良質な被リンクを取得すれば検索順位が上がりやすくなるのはこのAuthoritativeness(権威性)が関係しています。

被リンクが重要なのはこういう理由があるからです。

良質な被リンクが多い=権威性があると判断されます

T=Trustworthiness(信頼性)

T= Trustworthinessは信頼性、そのサイトや記事が信用に足るものなのかどうかです。

大勢の人が信用できるような記事であることが大切です。

根拠があって理論を展開しているのか、なんのデータを元に記事を書いているのか、

信用できるデータを元に書いた記事は信頼性の評価につながります。

E-A-TってGoogleが掲げているだけでしょ?

Google
人間
人間

なんかE-A-Tって難しいね
E-A-Tってグーグルが掲げているだけだから、
Google以外からの検索集客を狙うなら無視してもいい?

クロマク
クロマク

GoogleのSEOシェア率は95%もあるよ
GoogleのE-A-Tからは逃げようがない

Googleのシェア率は7.5割、そしてYahooはシェア率2割くらい

YahooはGoogleのSEOを利用しているためGoogleのSEOは実質95%のシェア率です。

つまり、ほとんどの記事はグーグルに評価されなければ上位表示からの集客が期待できません

そのためE-A-Tはとても大切な要素です。

下記は管理人のメインサイトの1つであり、特化アフィリエイトブログの2022年5月のPV数です。

グーグルアナリティクスのスクショ

5月のPV数は16,663PVでユーザー数は11.959人です。

グーグルアナリティクスのGoogleとYahooの検索経由で来た人数のスクショ

そのうちグーグル経由で来た人は9,255人

グーグルのSEOを使っているYahoo経由は2.218人

その他の検索エンジンはたった486人

グーグル&Yahooの合計=GoogleのSEO経由で来た人は合計11,473人です。

つまり11,959人のうち11,473人、95%以上がグーグルのSEO経由です

この結果を見れば、いかに検索エンジンにおいてグーグルのシェア率が高く、

検索順位を上げるには、Googleが掲げるE-A-Tが重要かご理解いただけますね。

YMYLとは?YMYLのジャンルでは特にEATが重要視される

your money your life

YMYLジャンルでの検索順位は特にE-A-Tが重要視されます。

YMYLとは「Your Money Your Life」お金、生活、健康、医療、法律、ニュースといった重要ジャンルのこと

検索ユーザーの人生そのものを大きく左右させてしまうジャンルのことです。

このYMYLというジャンルはその道の専門家やアフィリエイト超上級者でもない限り、上位表示する記事を書くのは無理です。

YMYLのジャンルが厳しいのは、素人が浅い知識で書いた情報が検索の上位に表示されて
それを見た検索ユーザーが間違った情報を信用して、人生を壊してしまうような選択をさせないための政策です

例えば、レーシック手術について検索エンジンで調べてみてください

レーシック手術は医療行為であり、レーシック手術をするということは、良くも悪くもその人のその後の人生に大きく影響を及ぼします。

そのため、こういったYMYLに関係する情報を調べてみると、

ほとんどの検索上位記事はクリニックや眼科のサイトが書いた記事がヒットすることが分かります。

下記上位表示されているのは、すべて眼科やクリニックのサイト、つまりその道の専門家が書いた記事です👇

これはYMYLである医療のジャンルであり、レーシック手術についてGoogleが正しい情報をユーザーに与えるため

レーシックのメリットデメリットの情報が眼科医という、専門家の目線から書かれた記事

が上位表示されやすくしている。ということ

このようにYMYLジャンルはE-A-Tがかなり重要視されます。

YMYLジャンルで上位表示できれば大金を稼げますが、専門家でなければ避けた方が良いジャンルです。

E-A-Tがガイドラインに追加された背景

E-A-TがGoogleのSEOガイドラインに追加された背景として、

信頼性に欠ける記事が上位表示されていたことにより、誤った情報を信じてしまうユーザーがたくさんいたからです。

そのためE-A-Tという指標が取り入れられました。

E-A-Tが追加されたことにより、専門家による信頼のある記事が上位表示されるようになりました。

その結果Googleの検索に対する世間の信頼度が上がりました。

クロマク
クロマク

ググるって言葉が流行ったのもE-A-Tが追加された時期くらいだしね

E-A-Tというガイドラインが追加されるのにはこういう背景があったのです。

E-A-Tの追加はユーザーのためだけではない

さらにユーザーの利便性だけではなく、

Googleは真面目にサイトを運営している人のためにも、E-A-Tを追加しました。

E-A-Tがなければ、真面目にこつこつサイトを作っている人の記事よりも、サテライトサイト作りまくって被リンクを貼り付けまくった記事が上位表示されます。

そのためE-A-Tの追加はユーザーとサイト運営者のためのガイドラインです。

E-A-Tを高めるための工夫

ジャンルを絞る【特化ブログ運営】

E-A-Tを高めるためにはサイトのジャンルを絞りましょう。

よく特化型ブログがGoogleからの評価が高くなりやすいと言われているのは、ジャンルを絞ることでE-A-Tが高まり、SEOに強くなるからです。

そのジャンルの情報を網羅する

E-A-Tで評価されるためには、サイトで扱っているジャンルに関するすべての情報を網羅することです。

そのジャンルのことを知りたいユーザーがいたとして、

そのジャンルの情報はあなたのサイト一つ見れば、知りたいことがすべて知ることができる

この状態が情報を網羅している状態です

クロマク
クロマク

ユーザーが、検索結果からあなたの記事に訪れたとします。
そして記事を読み終えた後、そのジャンルに関するほかの知りたいことが出てきました、
その時に再度Googleで調べなくても、あなたのサイトにユーザーが知りたい情報が載っている状態がベストです。

そのジャンルに関する情報が細かいところまで、蜘蛛の巣のように網羅されていてなおかつ、その情報同士を内部リンクでつながれている状態が最も評価されるサイトの例です。

ジャンルの情報を完全網羅するためには、サイトの設計段階で必要なキーワードを列挙して、

どの記事にどの記事の内部リンクを張れば利便性&網羅性を高められるかまで考えておかなければなりません。

ジャンルの情報を網羅できたサイト程、記事が検索上位に表示されます。

あなたの経験に基づいた記事を書く

E-A-Tを高めるためにはあなたの経験がベースになっている記事を書くことです。

経験をしている人が書いた記事と、経験していないのに書いた記事は素人の目で見ても明らかです。

Googleはそういったユーザーの動向や離脱率と言ったデータをすべて把握したうえで記事の評価をしています。

なので莫大な過去のユーザーデータと照らし合わせて、

グーグルさん
グーグルさん

あーこいつ経験もしてないのに記事書いとんな、ワイの目はごまかされへんで!
よっしゃ評価下げたろ

このようにGoogleから経験に基づいていない価値の低い記事と評価されるのです。

なのであなたの経験をベースにした記事を書くことでサイトのE-A-Tが高まります。

経験ベースの記事を書くときは実際に経験したことが分かるような写真などがあればなおよし。

そのジャンルの専門家であること

そのジャンルのプロであるならばE-A-Tの評価は高くなります。

先ほど紹介したYMYLのジャンルだったとしても、そのジャンルの専門家ならば参入しても問題はないでしょう。

とはいえユーザーにきちんと伝わるようなライティングができなければ意味がありません。

専門家でもライティングスキルは必須になります。

運営者情報を載せる

運営者情報を載せましょう。

運営者情報とは、よくブログの最後に書いてあるような自己紹介みたいなものです。

このサイトならこんな感じで載せてます👇

自分がどういった人物なのかを自己開示することでE-A-Tが高まります。

・2チャンネルの匿名の人間が書いたような情報と
・きちんと個人情報を載せた人間が書いた情報ならば


もちろん後者の出所がわかる人間の書いた情報の方が信頼性が高いですよね?

Googleも同じように定義しています。

そのため運営所情報を載せた方がE-A-Tが高まるのです。

SSL化(HTTPS)は必須

SSLとはURLをhttpsにすることにより、データのやり取りを他人に盗み見されないように、そのサイトの通信を暗号化することです。

SSL化することによりグーグルから評価されやすくなります

E-A-Tにおいて自サイトをSSL化することはもはや必須課題だということです。

下記のMozが調べたデータを見てください

Now, in the fall of 2020, HTTPS URLs make up 98% of page-one organic results in the MozCast 10,000-keyword tracking set. Here’s the monthly growth since April 2017

moz.com

どういうことかというと、Mozと呼ばれるSEOに関する有名なサイトの調査結果によると
10,000キーワード追跡の結果、検索結果の1ページ目にはHTTPS URLがページの98%を占めている
逆にSSL化していないページが上位表示される確率はたった2%ということが分かった

SSL化(https)していないサイトは悪意のある第三者より通信データを盗み見されてしまう可能性があります。

SSL化されていないサイトでクレジットカード番号を入力すると、ワイヤーシャークなどで簡単にクレジットカード番号を知ることができます。

ワイヤーシャークについて詳しくは割愛しますが、Googleはこういったユーザーのプライバシーの安全を保護することを最重要視しているため

SSL化していないサイトは検索上位に来にくいようにしています。

つまりE-A-TにおいてSSL化することは必須です

そのジャンルを扱っている他サイトの被リンク&引用を集める

E-A-Tの権威性を高めるには多くの人から引用や被リンクをもらうことで評価されます。

この被リンクや引用というのは「良質なもの」に限られます

気をつけたいことは、※サテライトサイトからの質の低いリンクは評価を落とすことにもなります。

※サテライトサイト=本サイトに被リンクをつけるためだけに作った低品質なサイト

そのため良質な被リンクや引用をもらえるような記事を書きましょう

引用するのは専門機関から

逆にこちらが引用する時は、公的機関やきちんとした根拠をもって書かれた記事から引用しましょう。

高品質なサイトから引用することはE-A-Tの信頼性が向上します。

そのため引用は公的機関、その道の専門家が書いた記事からにしましょう。

サイトを定期的に更新

サイトを定期的に更新することでE-A-Tが高まります。

記事を新規投稿したり、デザインを変えたり、情報が古い記事を新しい情報にリライトしたりして更新しましょう。

定期的に更新しているサイトはE-A-Tの評価が高くなります。

サイトを長年運営する

サイトを長年運営することによりE-A-Tの信頼性が高まります。

・1か月運営されているサイトが載せた記事
・5年運営されているサイトが載せた記事

同じくらいのクオリティの記事だった場合Googleに上位表示されるのは、後者の記事になります。

サイトを長年運営することでE-A-Tが評価されて記事も上位表示されやすくなります。

情報の新鮮さ

サイトの情報の新鮮さもE-A-Tの要素に含まれています。

例えば、
「Wordpress 使い方」で調べたときにいつまでもバージョンが古いWordpressの使い方を載せている記事はユーザーにとって有益ではありませんよね?

情報が新しい記事を載せているサイト程E-A-Tの評価が高くなります。

リライトが上位表示に有効なのはこういった理由もあります。

公開日や更新日を記載する

公開日と更新日を記事の初めに載せることでE-A-Tの評価が高くなります。

公開日と更新日を載せることにより

人間
人間

「あっこの記事は今月に書かれた記事だから最新の情報が載っているんだな、見てみよう」

とユーザーが「いつ書かれた記事なのか?」を一目で知ることができます。

しかし、ブログやアフィリエイトブログを運営している人の中には、このユーザー心理を利用して、
記事を更新していないのにも関わらず公開日や更新日の日付だけを最新にしているサイトもあります。

はっきり言いますが、ユーザーはだませてもGoogleは騙せませんので、SEO評価を後々落とす原因になりますのでやめましょう。

グーグルさん
グーグルさん

記事の内容変わってへんのに、更新日の日付だけ最新にしとるな…次のグーグルアップデートで圏外飛ばしたろ

このようにいつグーグルコアアップデートの影響を受けるかわかりません。

真面目に記事を更新して、公開日と更新日は正しいものをサイトに表示しましょう。

適切な内部リンクを貼って網羅性をUP

EATを高めるためには適切な内部リンクを貼ることが重要です。

関連する記事に関連する内部リンクを貼ることでユーザーの回遊性が上がり、グーグルから情報の網羅性を評価されます。

ウィキペディアが良い例ですね。
専門用語に青文字のテキスト内部リンクをちりばめることにより、わからない言葉を改めて検索窓に打たなくても、ユーザーの利便性を上げています。

注意点は関連する内部リンクを適切な位置に貼ることです。全く関連性のない内部リンクは評価されません。

>>「結局内部リンクにはブログカードとテキストリンク」どちらがいいの?アフィリエイトブログのおすすめ内部リンク

専門家でなければE-A-Tの恩恵は受けられないの?

人間
人間

E-A-Tについて理解したけど、そもそも専門家じゃなければ上位表示無理げーじゃね?

クロマク
クロマク

じゃあ専門家になればいい

そのジャンルを極めれば専門家

サイトで扱っているジャンルを極めれば、それはもう立派な専門家です。

YMYLのジャンルを除けば、ほとんどのジャンルの専門家になれます。

・料理のサイトなら、料理を極めれば専門家だし
・出会い系のサイトなら、この世のすべての出会い系を試して、出会い系について極めれば専門家です。

ほとんどのジャンルは極めれば専門家になれます。

極めるまでが大変ですが、E-A-T対策したいならやるべきでしょう。

人はみなその道のプロから学びたいと思っているから、ジャンルを極めることはユーザビリティの向上にもつながります。

ユーザーの満足度向上することができればGoogleに評価されます。

専門家に監修してもらえばいい

専門家に監修してもらえばE-A-Tの専門性の評価を上げることができます。

クロマク
クロマク

誰しも一度は「○○専門家監修の元~」
って冒頭に書いてある記事を読んだことあるよね?

やり方は簡単実際に監修してもらった人のサイトのURLと、情報をそのページに載せるだけでOK

もちろん本当に監修してもらった記事でなければだめです

嘘をついて専門家に監修してもらったと書こうものなら、もれなくGoogleにバレた挙句、E-A-Tの信頼性が下がります。

もう一度言います、Googleに嘘をついてもほぼバレます。

そのため本当に専門家に監修してもらった時にだけにしてください。

専門家に監修してもらえば専門性の高い記事としてGoogleから高い評価を受けられます。

EATを高めたいなら特化ブログを運営する

特化ブログを運営することでEATを高めることができます。

特化ブログとはジャンルを絞ったブログのことです。

まとめ

今回はE-A-Tとは何か?さらにE-A-Tを上げるために何をすればいいのかを具体的に解説しました。

SEOはGoogleの中の人も説明できないくらい複雑化していってます。

その中でもとりわけE-A-Tは重要度が高いので、EATを意識してサイト運営を心がけましょう。

E-A-Tがややこしくて、そんな意識できないという人は難しいこと考えずに

「ユーザーの為になる記事を書けばいい」です。